大阪慶應倶楽部 最新インフォメーション
 

「令和2年度定時総会」
各位
2020年5月
慶應義塾長      長谷山 彰
慶應連合三田会会長 菅沼 安嬉子
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援のお願い(趣意書)
急啓 平素より慶應義塾ならびに三田会の諸活動に対し格別の御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 皆様におかれましても、このたびの新型コロナウイルス感染症拡大に伴い様々な困難に対峙されていらっしゃることと存じます。心からお見舞い申し上げます。
 このような厳しい状況におきましても、塾員をはじめとする皆様より、慶應義塾へのあたたかいご支援のお申し出を数多くお寄せいただいております。義塾では皆様からのご厚志を速やかに学生や医療現場へお届けできるように、基金室Webサイトに寄付のお申込みページを開設いたしました。
 経済的理由により修学が困難となった学生が安心して学問に打ち込めるように、大学として迅速かつ適切な経済支援を行っていく必要があります。また、昼夜を分かたず新型コロナウイルスと感染症との闘いに全力で取り組んでいる信濃町キャンパスにおいては、大学病院を中心とした医療体制の維持・強化が急務となっております。
 いずれも物心両面での更なるバックアップが必要となっており、義塾の教育・研究・医療を守り抜くという観点から、下記の二つの使途へのご支援について、慶應義塾長、慶應連合三田会会長の連名にて三田会の皆様にご依頼申し上げる次第です。
 この未曾有の危機に社中一体で立ち向かうために、各三田会におかれましては、会員の皆様に広くご周知いただき、ご支援ご協力の輪を広げていただけますよう、心からお願い申し上げます。
敬具
                     記
1. ご寄付の使途
@ 『慶應義塾大学修学支援奨学金』
慶應義塾大学の在学生(対象:私費外国人留学生を含む、学部生および大学院生)のうち、家計急変などにより学費の支弁が困難となり、学業の継続に支障が生じた学生に対する経済的支援に充当させていただきます。
A 『慶應義塾大学病院医療支援資金』
慶應義塾大学病院における新型コロナウイルス感染症に対応するための医療体制の維持・強化を支援する目的に充当させていただきます。なお、感染症収束後は、大学病院の医療・研究体制のために役立たせていただきます。

2. ご寄付のお申し込み方法
● 個人としてお申込みいただく場合
詳細はこちらの緊急支援のお願いページをご覧の上、お申込みください。
https://kikin.keio.ac.jp/news/support-covid19/
● 団体(三田会など)または法人としてお申込みいただく場合
お手続き方法が異なりますので基金室(kikin-box@adst.keio.ac.jp)までご一報ください。

3. ご寄付に関するお問い合わせ先
慶應義塾 基金室 E-Mail: kikin-box@adst.keio.ac.jp
以上
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慶應義塾の「新型コロナウイルス感染症拡大にともなう緊急支援のお願い」について
連合三田会の皆様
一般財団法人慶應連合三田会
会長    菅沼安嬉子
拝啓
 皆様ご無事にお過ごしでしょうか。新型コロナウイルス感染は前回のお手紙をお出しし
た時から、少しトンネル出口の光が大きくなってきました。しかしまだ油断できる状況ではありません。くれぐれもお気を付けください。

 長かった緊急事態宣言による自粛の為に、経済的ダメージはかってないほどの痛手に苦しんでいます。企業の倒産が相次ぎ、社会の隅々まで不況の波が押し寄せてきて、その影響は慶應義塾の学生にも及び、就学困難な学生が多々存在する状況となりました。
塾長は慶應義塾大学の学生を一人も取り残すことなく救済するとの決意のもと、慶應義塾大学修学支援奨学金、2000年記念奨学金、慶應義塾維持会奨学金から240億円、緊急の奨学金5億円を拠出して、困窮学生に対する政府の支援以外にまず最大40万円の支給を行うことを決められました。私学としてはかなり上位の支援金です。

 第一波新型コロナウイルス感染は現在収まりつつありますが、ほとんどの専門家は秋以降第二波がやってくるとみています。スペイン風邪の時は第一波よりずっと大きな波で長く続きました。強いウイルスに変異したとみられています。コロナウイルスも変異は早く、2週間毎に変異しているそうです。強毒性に変異したらものすごく大きな波となって人類に襲い掛かってくるかもしれないのです。そうなった時、経済的ダメージはとんでもないことになるでしょう。新たな有事に備えて奨学金を今回取り崩された分以上に積み立てなくてはなりません。皆様のご支援をお願い致します。

 慶應義塾大学病院も、一時ロックダウンして財政的にとても苦しい状況に置かれています。医師、看護師、看護助手など医療従事者が必要とするN95マスク、フェイスシールド、防護服の購入を躊躇するくらいひっ迫していて、第二波に備えられません。世界に冠たる医学部、病院を目指して努力してきましたが、感染症専門病院ではないにしても大きな波が来た時の備えをもっと充実させなくては社会のリーダーを目指す慶應義塾の病院として悲しいことです。集中治療室、人工呼吸器、ECMOの体制を整えて、第二波に備えなくてはなりません。こちらも是非ご支援をお願い致します。

 慶應義塾が「新型コロナウイルス感染症拡大にともなう緊急支援のおねがい」の寄付を募っています。ご協力くださいますよう伏してお願い申し上げます。
敬具

                         
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